煩悩まみれ大学生のイタい脳内

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未練がダメな理由を説明する

未練てのは本当にダメだ。

何故かというと、価値判断の感覚を狂わせるからだ。
なんだか当たり前のようなそうでもないような話だが、もう少し脳にインパクトを伴って未練がダメであると記憶させるために、例え話でも書こうと思う。


他の人があげているものだと、ホリエモンYouTubeや書籍の中でよく「土地を持っているから民泊でもやりたい」と相談してきた人の話をしている。土地を持っているから民泊をやるのではなく、民泊をやりたくなったら土地を適切な場所に買うのだと。土地を持っているだけならまずはそれを売ってその資金を元になんでも好きなことをやるのが当たり前、的な話をしている。これは至極真っ当でありながらなんだか我々一般人、つまり土地なんか持ってねえ人々には少しピンと来ないような話でもある。
そこでもう少しわかりやすくするために俺はドル円相場で考えてみた。


ドル円は昔々、1ドル350円もする時代があった。その時代にfxがあったかどうかはともかく、将来的に400円ぐらいになるんではないかと350円で1ドルを買った人がいたとしよう。
しかし現状は、大体1ドル75~125円だ。
景気がいいと120円になるし、地政学的リスクが高まると100円を切ったりするしどっかの大事そうな会社が破綻すると80円になる。
この場合、1ドル350円で買っちまった人は、大体1ドル120円ぐらいのときを見計らって決済するべきだ。それ以上上がる見込みが無いからだ。
しかし一時350円で手に入れた1ドルに未練がある場合、この人は120円でも手放そうとしない。せっかく350円も出したんだから、360円くらいで手放さないとなんだか、もったいない気がするのだ。
そんな大バカなことするはずがないと思うだろう?でも現実世界ではこれに近いことをしている人だらけだ。


350円で1ドルを買ってしまった人が120円のときに決済しないとは、これはすなわち何を意味するのか。これは、そのときの1ドルを120円以上の価値を持つと考えて1ドル120円で買っているのと同じなのだ。それ以上上がる見込みが無い、つまり中長期的にその1ドルには120円未満の価値になるのにも関わらず。
もし、自分が350円でドルを買っていなかったら、自分はその時点の1ドルを120円で買うだろうか?この問いにyesと答えられないのに決済しないと判断した場合は、「未練によって価値判断感覚が狂わされている」状態だ。本来120円の価値が無いと分かっているのに、350円で手に入れた1ドルに未練があることにより、120円以上のものであるとしているから、手放さない。

ここで取るべき正しい行動は、さっさと決済して120円を手に入れ、さらに空売りをして利ざやを狙うかその辺の自販機でジュースでも買うことだ。半永久的に叶うことのない1ドル400円の未来のために保持し続けるよりも、冷えたコーラでも飲んだ方が利口なのは自明だろう。


先ほどあげたホリエモンの例え話で言うと、自分が持っている土地が売れば1億円の価値を持つとする。

そしてそんな土地を持っているときに、「土地があるから民泊でもやろうかな」とはこれすなわち、わざわざ別にやりたくもねえ民泊をやるためにその土地を1億円払って買っているのと同じなのだ。

あなたにとってその土地に1億円の価値を感じない場合、つまり自分が買い手でその土地を1億円で買おうと思えない場合、その土地は売却するべきなのだ。

そして1億円があればもはや民泊にこだわる必要はなく、エンジニアを雇ってwebサービスを始めるも良し、株式投資を始めるも良し、俺は良いとは思わないがスポーツカーや別荘を買うのも自由なのだ。


さて、現実世界に話を戻す。「○○の資格を活かしたい」とか「どうしてもあの人のことが忘れられない」とか考えるのは、バカげているんだ。
あなたが考えるべきは、「自分は○○という能力が少し高めだ」「自分はあの人のこと比較的よく知っている」という事実を踏まえて、これから先、何に時間と労力とお金を投入すると効用を最大化できるのか、これだけだ。これ以外は考えてはならない。
たしかに、世の中にはサンクコストというものがある。漢字にすると埋没費用。

つまり、いくらあなたが医者になりたいと思っていても学生時代に英文学を専攻してしまったら例え今から医者を目指しても英文学のために費やした時間や学費は返ってこないし、最初から医学部に進学した人間とは圧倒的なビハインドがある状態でスタートしなければならない。
モデルになりたくても薬剤師の資格を持つあなたは腹がブヨブヨだし歳は40で後戻り不可能なんだ。A君のことばかり追いかけていたあなたはB君についてほとんど知らないしライバルのCちゃんはB君とすでに親交を深めているんだ。それは事実として、カウントされる。それを踏まえた上で未練を持たずに、判断するのだ。
1000万円投資したビジネスが上手くいかなかったら、あなたはそこにもう1000万円投資するのだろうか?いや、あなたは、既に投資してしまった1000万円は戻ってこないけど、別の新しいビジネスに資金を投下すべきなのだ。そのほうが、効用が高まるのだ。


薬学部を卒業したからとそれに固執したり、A君に散々貢いだからとその人に固執したりするのは、上手くいかないビジネスで1000万円を溶かし続けてるのと変わらない。

1ドル400円の未来に向けて100円だろうと120円だろうとドルを買い続けているのと同じなのだ。北朝鮮がミサイルを打って円高になると分かったらドルは手放して、そのお金は違うことに使う。

薬剤師が飽和していると分かったらなんでもいいから違う職を検討する。A君が結婚してしまったら別の人を探そう。


こんな単純明快な決断は人生でそうそうないと思う。


未練があればあるほど、あなたは損をする。


未練を捨てよう。